リライフの小泉です。
ご自宅での死亡原因の一番が
「転倒」です。
打ちどころが悪いと死に至りますし、
ひとり暮らしの方は発見が遅れて
最悪の事態になる可能性もあります。
居室や廊下もそうですが、
やはり気をつけたいのが『浴室』です。
特にこれからの時期は寒いです。
寒さのあまり、浴室へ入ることを急いだため
足を滑らせて転倒したりする事故が
多発すると言われています。
そこで、効果的なのが「握りバー」です。
ホームセンターなどに行けば、
安価なものは売っています。
ですが、設置するのは知識が必要です。
今日はその話をしますね。
まず、人の体重を支えるわけですから、
取り付ける位置にはしっかりとした
「下地」というものが必要です。
「裏板」とも言います。
下地のない箇所に安易に設置しては、
使用している間にビスが緩んで利かなくなり
握りバーも外れてしまいます。
体重をかけた状態で外れてしまっては、
それこそ危険です。
ですので、取り付けの位置にしっかりと
下地があるか確認が必要です。
とは言っても「下地」がない場合や、
下地があったとしても希望する
握りバーの位置に設置できないなんてことがあります。
最近のユニットバスなんかは、
下地(合板)が入っていないのはほとんどです。
施行性や防水性などの観点から、
組立時に最初から下地の処理を
しておかないと、握りバーをあとから
好きなところにつけるのは難しいと言えます。
では、我々はどうするか?。
「後付け用のアンカー付の握りバー」
をお設置します。
これは、下地がなくともユニットバスの
好きな所にどこでもつけられます。
握りバーを設置したい場所に
強制的に下地を作ってあげるタイプのものです。
ですが、ご自分で設置するのであれば注意点が3つあります。
①専用の工具(ホルソ)で
壁に穴をあける必要があります。
握りバーのメーカーにもよりますが、
内径8mm~50㎜の穴あけが必要です。
穴あけができれば、設置することは
そんなに難しくありません。
②切粉の処理をしっかりしてください。
バスの壁材にもよりますが、
穴をあけるときに切粉(きりこ)が出ます。
その切粉を床に落としっぱなしに
したり、拭かないでいると『もらいサビ』
が出ます。
ですので、しっかりと拭きいて
処理をしてください。
③コーキングを充填する
穴のを開けた所は
しっかりコーキングをして下さい。
そして、取りつけネジをまわすところにも、
コーキングを盛り、ビスを回して行ってください。
水が壁の裏に回らないように
防水処理をする事が必要です。
以上、3つを注意すれば設置は可能です。
ですが、なかなか水平に設置したり、
穴の位置を間違えたりと大変な事もあります。
ですので、専門の方にお任せするのが
いいのでは?と思います。
私でもお力になれますので、
ぜひ気軽にご連絡をください。
補助金制度も時期によりありますので、
お問合せの際はご案内させて頂きます。
それでは、また。
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